HOME > |
最近話題になっている「ホ・オポノポノ」を、読みました。
ハワイに伝わる癒しの技法です。
人生で出会うさまざまな問題は「ありがとう、ごめんなさい。許してください。愛しています」というそれだけの言葉で、クリアされるというのです。
たったそれだけ?そんなに簡単に人生の問題を解決できるわけなでしょ!と思う方が多いと思います。
この本の内容は実にシンプル、逆にあまりにも単純すぎて理解しにくいのかも知れない。
この技法の根本には、「この世のできごとはすべて自分が作っている」という世界観があります。自分の潜在意識の記憶(潜在情報と言ったほうがいいのかも知れない)が、自分のすべての人生の現象として表れている、あるいは現実を引き起こしているという考え方があります。
だから、人生の中で起きる、この世で起きているすべてのことを、そのまま受け入れて、その源である潜在意識をクリーンにすると、体験している世界が変わるという発想があるのです。
一般の人間は、自分の内部世界と外界の外部世界とを二分して認知しています。
本当のところはすべて自分が作り上げたものだ、という発想は受け入れにくいかも知れません。
外部と内部に二分して、世界を客観化するというやり方というかシステムは、その必要性があってそうなっているのですが、ある意味手品みたいなものです。仕掛けが分かってしまえば、手品を見にゆかなくなるのと同じで、そのトリックを人間は楽しんでいるというか、味わっているわけです。
このことは仏教などの宗教でも言われていることで、「厄払い」や「お清め」などの儀式としてやっていることです。神道や修験道で行う滝行などの「禊」もそうです。
結局自分の内面(潜在意識・執着)を清浄することによって、より本当に自分の体験したい世界にシフトして行けるということです。
ハワイばかりではなく、日本にもいや世界中にそのような真理の法則への気づきがあるのだと思います。
私も体験的に「禊」の効果を実感しています。