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人類の近い将来、内面的にあるいは一部外面的に起こるであろう「現実」を先取りして制作された映画のように感じました。
今まで、世界経済を支配するためであれば、どんな演出であろうが仕掛けて、戦争という手段で儲け、相手の資産を奪取するという今までの影の権力構造と、ガイアあるいはホリスティックな生命体系を認知する高度に発達した人種との葛藤がテーマでした。
アメリカのマスコミでは、米軍に対する批判的な映画だと書かれたそうですが、然りです。正確に言うと、米軍ではなく、そのやり方を踏襲してきた連中に対してです。
主人公ジェイク(サム・ワーシントン)は、海兵隊精神の持ち主。「ジャーヘッド」(ジャー(瓶)頭=空っぽ)という湾岸戦争の映画がありましたが、良い意味で、恐れを知らず新しい世界にチャレンジして行きます。
人間世界と、パンドラという星のヒューマノイドの世界との行き来しているうちに、本当の自分がどちらか分からなくなり、しまいにはパンドラに生息する知的生命体のナヴィ族の世界観や生命感に共感し、その価値観に生きることを決心します。
ブルーの身体、低酸素世界、「アンオブタニウウム」という空中に浮遊する鉱物などなど、いろいろと書籍をひも解くと、それなりに発見するアイテムで、とても興味深い構想です。
今の人類も、そろそろ進化する道を選ぶ時かな?